想いが`溢れてきたので、久しぶりにブログを書きます。
「CDを作って下さい!」
そう声をかけてくれたのは、真っすぐな少年のような眼差しでこっちを見るSHOGEN君。
今回で父島に来るのは2度目となるSHOGEN君。
2023年4月23日、偶然の再会での第一声がそれだった。
彼はペンキ画家で、アフリカタンザニアのブンジュ村でティンガティンガというアートを学び、村人からある大切な事を学び、日々日本中を飛び回って、その教えを伝え続けています。
その教えとはなんと【日本人が持つ精神性、素晴らしさ】だったそうです。
僕も父島でのお話会を聞きましたが、本当に心の中心に真っすぐ届き、震え、大切な事に気づかせてくれる時間でした。
そこから約1カ月の間で、奇跡のような時間が流れて今日に至ります。
彼の純粋なエネルギーに背中を押されて、僕と島の仲間達は兵庫県芦屋市にある【たのしいをつなぐanimani】さんにて開催される
【小笠原展】へと向かいました。
メンバーは、僕が暮らす【エコビレッジプーラン】のオーナーのリョウさん、エコアンダリアの帽子【MASHAT】を作る嫁のマスちゃん、僕がやっているアコースティック音楽ユニット【あんどもあ】のボーカルのユキエちゃんとその子供のトウマ君とワカちゃん、鳥と釣りが大好きな小学生カメラマンのARATA君、僕を含めての7人。
5月20日~22日の3日間【小笠原展】は開催されました。
今回SHOGEN君が小笠原に来た際に開催したワークショップで「自分が感じる小笠原」をテーマに約70名の島の人達がキャンバスにペンキで絵を書きました。
それらがanimaniさんのお店の壁を埋め尽くし、島のエネルギー溢れる大迫力な展示会となったのです。
さらに、小学生カメラマンARATA君の鳥や虫、虹などの色鮮やかな島の写真を額装して18点展示し、ポストカードの販売もしました。
MASHAT、太鼓と器KIMURANOKIも全力の50点以上の展示販売。
animani代表のミエコさん、ライフアーティストのサトケンさん、SHOGEN君、リョウさんによるトークセッションに、SHOGEN君のブンジュ村のお話会、サトケンさんのマインドフルネスのワークショップ、【あんどもあ】のライブ。
ボリューム満点、ここには書ききれない想いと出会いで、心も身体もいっぱいでした。
そしてなんといっても、今回お世話になったanimaniさんで、僕らは完全に胃袋を掴まれたのでした。
毎日、朝、昼、晩、サトケンさんとミエコさんの手料理に満たされたのです。
話をちょいと戻して、「CDを作って下さい!」からどうしてこうなったのか説明します。
きっかけは、小笠原展が5月にあるので、そこで春の音(SHOGEN君がすごーく気に入ってくれた僕らの曲)をかけたいという彼の熱い想いから始まりました。
だけどもさすがに1ヵ月じゃCDは間に合わない。
じゃあ直接歌いにいきますか!って冗談交じりで話が進み、じゃあその流れで、東京のスタジオでレコーディングして帰ります!なんて具合で、嘘みたいな本当が起きたのです。(笑)
包み隠さず話しますが、今回の旅の交通費、CDレコーディング代、CDプレス代、CDジャケットデザイン代、宿代、全てSHOGEN君のポケットマネーです。
お金の話なんかするなよって思う方もいるかも知れませんが、夢を叶えたり、想いを形にする為にはお金が必要な事が多いです。
今回僕らに想いを寄せて、沢山のサポートをしてくれているSHOGEN君から、学んだ事ははかり知れません。
彼の真っすぐな目、言葉、行動力、全てが物語っています。
日本中、各地を飛び回り、1人ひとりに自分らしく自由に生きる喜びを再認識させ、好きな事や、やりたかった事、くすぶっている何かを開かせて、やったらいいんだよ~って、小さな種をまき続けているんです。
SHOGEN君のinstagram
https://www.instagram.com/uedashogen/
僕自身「いつかCD作ってみたいよね~、でももっと上手くなってからだよね~」って思っていたもんだから、こんな風に後押しされ形になる事が嬉しくて嬉しくて。
どうお礼をしたらいいか?真剣に考えた答えは一つ。
彼が日本中に種を撒いているのと同じように、このもらったギフトを、僕らの言葉と音で沢山の人に届け、心を震わせ続ける事なんじゃないのかなあと思うのです。
今回最高のレコーディングを終えて、現在ジャケットデザインの最終仕上げ&プレス会社への依頼の段階です。
夏頃には販売開始予定です。
500枚です。
既に約80枚の先行予約をいただいています。
本当に本当にありがとうございます!!!
500人の方に届けられるように、父島でのライブもいっぱいやりたいし、母島にも行きたいなあ!
いっぱい買っていただけたら、そのお金でまたCD作るか、全国ツアーも行きたい!
CDの売り上げは全額、音楽活動にあてて、さらに多くの人と、心と心を震わせ続ける為に使う宣言します!!!
5月31日に僕らは父島に帰ってきました。
その3日後、僕の父が天国へ旅立ちました。
その6日前、僕と兄と父で3人で札幌の居酒屋で乾杯しました。
それはとても楽しい時間でした。
父が旅立った悲しさよりも、元気な時に会えた喜びの方が大きいです。
今回SHOGEN君に声をかけてもらってイベントへ行けたこのタイミングがなければ、僕は旅立つ前に父と乾杯をして、くだらない話に花を咲かせる事は出来なかったと思います。
導かれたかのようなこの流れに心から感謝いたします。
長くなりましたが最後に、お伝えさせて下さい。
無意識ではあったのですが、ふと感じた事です。
僕が作る音楽はほとんどが命の歌です。
僕が作る太鼓や器も命の連なりです。
今回形になるCDも命に触れるエネルギーがたっぷりと詰まっています。
タイトルは魔法のことば。
全5曲とanimaniさんでのライブのボーナストラックです。
1人でも多くの方に聞いてほしい1枚です。
皆さんの大切な人や、命と向き合っている人達に届く事を願っています。
このブログの投稿もシェアしてもらえたらとても嬉しいです。
先行予約はこちらです。
太鼓と器KIMURANOKIのSHOPページ
あんどもあinstagram
https://www.instagram.com/and_more_33/
デジタル配信シングルカットのI Feel Gravityはこちらです。
この旅でお世話になったSHOGEN君、animaniのミエコさん、サトケンさん、ヒカルちゃん、本当にありがとうございました。
レコーディングで僕ら以上に僕らの音楽を信じてサポートしてくれたflowerbed.earthのカジさん、ミドリさん、お2人が居なければこんなに素晴らしい音源は作れなかったです。ありがとうございました。
現在進行形でジャケットデザイン&プレス業者への納品作業を全力で進めてくれているガッツ君、本当にありがとう!
ジャケットの絵は島っ子のハンナちゃんが書いたもので、生命力溢れる強さが曲達と繋がりました。ありがとうね。嬉しいです。
小笠原展でお会い出来た沢山の方々、太鼓と器KIMURANOKIの作品に興味を持ってくれた方々、購入してくれた方々、皆さん一人ひとりのおかげで、こんなに今喜びを感じる事が出来ています。ありがとうございました。
小笠原にも遊びに行くといってくれている方々、またお会い出来る事を本当に楽しみにしております。
そして、旅の無事を祈って待っていてくれていた島のみんながいたから、安心して旅立つ事が出来ました。ありがとうございました。
これからも皆さんよろしくお願いします!!!!!