日頃のお手入れについて

ジャンベ


ジャンベは木の種類、皮の張り具合によって、見た目も太鼓の音色も様々で、とても個性豊かで魅力的な楽器です。

しかし自然素材で出来ている以上、気温や湿度の変化によって、木にヒビ割れが出来たり、皮が破けてしまう事があります。

そんな突然の変化を極力避ける為に出来る日々のちょっとしたメンテナンスや、気を付けて頂きたい事をご紹介します。

 

  • 日中車内に長時間放置しない

車の中は想像以上に高温になる事があります。急激な温度の変化は木にも皮にもよくありません。

なるべく風通しの良い日陰で保管しましょう。

 

  • 持ち運びにはケースやヘッドカバーで打面を保護する

ジャンベの皮は、気持ちの良い音に仕上げる為に、とても高いテンションをかけて、伸ばした状態で張っています。

尖ったモノと接触する事で破けてしまう事がありますので移動の際は気を付けましょう。

 

  • 木に油分補給を 

木は乾燥に伴い収縮してひび割れる事があります。

割れを防ぐ為に大切な事は、急激な乾燥を防ぐ事と,乾燥してきたと感じた時に食用油や蜜蝋オイルで油分補給をする事です。 

食用油は乾性油と呼ばれる、アマニ油、エゴマ油、クルミ油がオススメです。 

小さなヒビ割れはあまり気にせず、大きな割れは音に影響する為、修理のご相談をして下さい。 

 

 

 

 

木の器


KIMURANOKIの器は主に生木(グリーンウッド)の状態で加工し、乾燥、仕上げという流れで 作っています。

乾燥過程で木が自ら動き作り出す自然な曲線を最大限に生かし、仕上げには 植物油と島のみつろうを木地に浸透させています。

表面を固めるコーティングをせず、呼吸が出来る状態の為、木の素材の美しさが最も際立ち、使うほどに風合いと強度が増していき経年変化をお楽しみいただけます。

一般的に流通しているモノより、少し意識してほしい事やメンテナンスの方法をご紹介します。 

 

  • 油もの料理は徐々に 

使い始めは木地に浸透している油分が安定していません。

日々のメンテナンスで 植物油を重ね重ね浸透させていく事で、木地が固まって強度が増していきます。 

油ものの料理は木にとっては良いのですが、最初の内は油シミが出来てしまう 可能性があるので気をつけましょう。 

料理を盛り付ける前に、器に薄く油を塗っておく事をオススメします。 

 

  • 湿気は苦手

洗った後はそのまま放置せず、柔らかい布で水気を拭き取りましょう。

 直射日光は避け、出来るだけ風通しの良い日陰で保管しましょう。 カビの発生を防ぎます。 

 

  • 冷蔵庫・冷凍庫・電子レンジ・食器洗い乾燥機は使用しない~

木は水分を含んでいます。急な温度変化・環境変化は膨張や収縮によりひびや割れの 原因となります。

使用はお控え下さい。 

 

  • 油分を補給する

器を使った後は、柔らかいスポンジを使用し、水かぬるま湯で洗い流します。 洗剤を使用しても大丈夫ですが、木地に浸透させた油分が抜けていってしまいます。 

たまに、普段使っている植物油をキッチンペーパー等で塗ってあげると、しっとり と美しくなります。特に木地に入って固まる乾性油と呼ばれるクルミ油、エゴマ油 

アマニ油などがオススメです。 乾燥はひび割れの原因にもなりますので、定期的に油分を補給しましょう。 

木の表面に毛羽立ちを感じてきた時は、油を塗る前に目の細かいサンドペーパー(#320,#400)をかけると良いでしょう。 

その後、器に油を塗り、さらに目の細かい耐水サンドペーパー(#1000位)に油を少し付けて、油研ぎすると見違える程美しくなっていきます。 

又、みつろうクリームを塗る場合、内側に浸透させるというよりは、表面をコーティングする効果が高い為先に植物油のみで油分補給をし、乾燥させてから、

クリームを指に付け器全体に薄く塗る事をオススメします。