睡魔に襲われていましたが久しぶりに飲んだネクターの甘さで、一気に目が覚めてブログが書けそうな木村です。
(写真は凛々しい顔をしていますが、ただの花粉症に苦しんでいる一コマです。)
突然ですが、僕は小学生の頃から、勉強が苦手でした。好きなのは図工と体育と音楽ぐらいで、他の授業中の時は先生の目を盗んでは、隣の人にちょっかいをかけては下らない遊びばかりしていました。
中学校、高校も同じようなもので、授業中はいつも眠たくて先生の目を盗むどころか、堂々と爆睡をかます、失礼極まりないガキんちょでした。
自分が好きな事意外は本当にダメで、集中出来ず、ただただ楽しい事ばかり探していました。
特に宿題が嫌いで、家で自ら机に向かう事が出来ませんでした。自主的に勉強をした事なんて本当に数回しかなかったと思います。(何の自慢にもなりませんが。笑)
そんな僕ですが、35才にもなり、遂に勉強を開始しました。
ジャンベについて。アフリカについてです。
勉強をしようと思ったというよりは、人に教える為にはちゃんと覚える必要があっただけですが。
4月25日に島のライブドリアードというイベントに太鼓と器KIMURANOKIとして出店するのですが、その時にジャンベのワークショップをする事になりました。
前々から、いつか子供達に教えていけたらいいなあと漠然と考えていたのですが、色々なご縁があり、今回大々的にやらせて貰える事になったのです。
僕は今、島でジャンベを作って、ジャンベを叩いている訳ですが、いざワークショップで教えるとなると、どうやってやるんだ?
喋るのも苦手じゃなかった?
出来んの?木村?
と不安になりました。
そして、考えました。
考えました。
考えたらシンプルに答えが出ました。
不安の原因は3つ。
・正しい知識がない事。
・話の組み立てをしていない事。
・練習をしていない事。
以上!笑
まだまだ考えればありそうですが、とりあえずこの3つを潰していこうと思います。
めちゃめちゃ単純な事ですが、残り1ヶ月ちょっとの間頑張って、いかに分かりやすく、楽しんで貰えるかをモットーに真剣に勉強したいと思います!
ネクターの力を信じて、机に向かうぞ!
でもね、きっと大丈夫。何の根拠もないけど、きっと上手くいきます。やれば出来る。
それだけはいつも思ってます。笑
年を重ねていくと、色んな事に慣れてきて、無難にこなせる事が多くなってくるから、常に、不安やびびってる事にチャレンジして殻を破っていきたいんです。
そこに留まるな。
天国の母ちゃんが言ってます。(言わなそうだけど。)
何か自己啓発セミナーみたいになって来たので、最近の工房生活を少し。
これは木村がお気に入りで愛用している、鳳凰木(ホウオウボク)のジャンベです。柿渋で染めているやつです。
とても気に入っているのですが、なんせ材が柔らかく、ぶつけたりすると、すぐに欠けたり割れたりしてしまいます。
見ての通り、欠けた所がホウオウボクの元々の色が見えて、かなり目立ちます。
そこで、新たなチャレンジ。タイヤで補強しよう!の巻。
実はアフリカのジャンベにはタイヤをジャンベの底に付けて補強されているモノが結構あります。
(上の写真の後ろがそうです。)
それを見よう見まねで、よりカッコ良く仕上げてやろう。この野郎。ってのが今回の企画です。
なので普通は買わないであろう、子供用の自転車のタイヤを買いました。
そのタイヤを早速カッターで切ります。笑
まずはビードと呼ばれるワイヤーを取り除いて、ふにゃふにゃにしてやろう。この野郎。作戦です。
さらに余計な部分をカットします。
必殺、タイヤの三枚おろし!!
※魚はおろせません。
使うのは上の1枚のみで、一定の感覚で切り込みを入れていきます。
それをジャンベの底に巻き付けて、太鼓鋲を打ち付けたら、はい完成!!
くるっと回して、はいカッコいい!
もうね、このジャンベ目線で言うと、始めて新品のナイキのスニーカー買ってもらった少年の気持ちだよ。
感謝しろよ。
こっちも嬉しいよ。
ありがとう。
これからも宜しく。
ジャンベワークショップの時に誇らしげに叩いてるから見てね。笑
それでは本日も太鼓と器KIMURANOKIの茶番にお付き合いいただきありがとうございました!
不安より希望や笑いが世界に広がっていく事を心から願ってます!
きっと大丈夫。