一年に一度の内地休暇のプランを考えぬいて、予約の鬼とかした結果、ダブルクリックが誰よりも上手くなった木村です。
巨大なアカギの木が工房にやってきました。

直径60cm以上の生木です。転がすだけでも一苦労。一人で持ち上げるなんて不可能です。
とにかく、旋盤にセットできるサイズになるまで、チェーンソーで荒削りします。

新品のよく切れるチェーンソーの刃で、少しずつ、安全な作業を心がけて形を作っていきます。

ちょっと、ジャンべぽくなってきたでしょ?
これをなんとか、工房の中に運び入れて、旋盤にセットします。
チェーンブロックという滑車で、丸太を持ち上げます。

なんとか旋盤にセット完了!

がしかし、固定が安定しない。
よく見ると、丸太の芯の部分がパサパサでボロボロ剥がれる。
もしかしたらダメかも?と思っていたけど、やっぱり駄目でした。
固定が安全に出来なければ、作業は出来ません。
機械のスイッチを入れる事なく、取り外します。

これじゃ駄目ですね。
やべー、これで午前終わっちゃった。笑
まあでも焦ってもしゃーないので、気を取り直して、少し小さめの丸太で再チャレンジ。

割れが入ってるが、うまくずらしてやれば出来るはず。よく木取りを考えて、

同じように形を整えて、吊り上げて、
今度は無事セット完了!
いやー始めるまでが大変ですわ。笑

さあ、気持ちを切り替えて、ウッドターニング開始です!
始めはゆっくり回して、少しずつ削っていきます。

形が整ってくると、回転も安定して、振動が少なくなるので、回転スピードも上げていきます。
つまり、どんどん作業効率が上がっていきます。
なので最初に焦らない事が肝心なのです。

こうなりゃもうジャンべ感バッチリ出て来てますね。
気にしてた割れというか穴が出て来ました。
でも、このくらいの穴は綺麗に補修出来るので問題なし。

食べ物を入れる器と違い楽器なので、修復する方法はそれほど難しくありません。
外側の加工が終わったら、登場するのが、もうお馴染み?ですね。
皆さんのクラウドファンディングの支援のお陰で手に入れる事が出来た、ステディーレストです!

これで材料を安定させて、内側を掘り進める事が出来ます。

材料に写ってる赤い小さな光が見えますが、このレーザーの光の移動具合を見て、材料の厚みを均等に削って行く事が出来ます。
ひっくり返して、反対からも掘り進めます。
この掘る作業が、なんせ時間がかかるんです。
コツは焦らずコツコツです。笑

もう少しで貫通です。

うおーーー!
出来たーー!!
貫通したぞーーー!

どうだーー!!!

おんどりゃー!!!

チャチャっと書いてるけど、2日かかってんだぞー!!
これから1ヶ月は乾燥させて、修理するんだぞー!
それから、リング溶接して、紐編むんだぞー!
そして、ヤギ皮を水で戻して柔らかくして、張るんだぞー!
さらに1週間乾かして、もう一回閉め直すんだぞー!
まだまだ先は長いんだよ!!

飽きないで付き合ってくれよ!!
頼むよ!!
それから、いよいよ今月11日、12日はオガサワラミュージックフェスだ!!
太鼓と器KIMURANOKIも少しだけ出店するから、遊びに来てくれー!
ジャンべも2個販売するけど、もう分かってるよね?
魂入っちゃってますから!
売れないと内地休暇行けないぞ!
頼んだぞ!
KIMURANOKIん太郎飴もびっくりする位在庫抱えてるぞ!!

頼んだぞ!!!